【開催報告】熱響UNNAN~みんなで奏でるハーモニー2025 約400名の会場がひとつになりました
昨年9月27日、島根県雲南市のチェリヴァホールにて『熱響UNNAN~みんなで奏でるハーモニー2025』を開催しました。雲南市の文化施設指定管理者である株式会社きらきら雲南さんと連携して続けてきたこのコンサートも、今回で8年目。会場は約400名のお客様で満席となり、福祉施設からも約90名の皆さんが参加してくださいました。

「聴くだけ」ではなく「いっしょに奏でる」コンサート
熱響UNNANは、障害の有無によらず、誰もが気軽に公共の文化施設で音楽を楽しめることを目指したコンサートです。私たちリージョナルミュージックは、福祉施設の皆さんが客席から聴くだけでなく、ステージの演奏者と「共演」できるよう、参加支援を担当しています。
共に奏でるという体験を通して、
来場者の共感を育む
関わるすべての人のコミュニケーションを深める
共演者の達成感を高め、社会参加につなげる
ことが、この取り組みのねらいです。
本番までの道のり
共演は当日いきなりではありません。夏から各施設と打ち合わせを重ね、活動内容に合わせた楽譜と練習動画をお届けしたうえで、9月に入ってから音楽療法士が各施設を訪問し、ワークショップを行いました。
当日の共演 ~「にじ」と「マツケンサンバII」~
本番の共演曲は2曲。「にじ」では、スペシャルオリンピックスの皆さんによる手話、にじいろの皆さんによるベル、各施設の皆さんのボディーパーカッションに、バイオリンアンサンブルと歌が重なり、会場全体でひとつのハーモニーを作りました。
「マツケンサンバII」では、太鼓・タンバリン・マラカスなどの打楽器を共演者全員で演奏。地元の社会人ミュージカルサークル「ビリオネア大学」の皆さんの踊りも加わって、客席まで巻き込んだ大盛り上がりのフィナーレとなりました。
参加された皆さんの声
コンサート後、参加施設の方からたくさんの感想が届きました。
「良いところに連れて行ってもらえた。家に居たら、なかなか見られない。家族に自慢しました」
「楽しかった」「来年も行きたい」
帰園後、数日間にわたって「にじ」やマツケンサンバを口ずさんでおられた方もいらっしゃったそうです。会場の入口で「人が多くて緊張する」と話されていた方が、中に入ると演奏や踊りを楽しんでおられた、というお話も伺いました。
また、参加施設の方からは、こんな声もいただきました。
「楽器があるおかげで、ワークショップに参加できなかった方も、当日抵抗なく活動できていました」
「利用者と楽器を使って参加できるのは最高です」
事前のワークショップと「楽器」という参加の入口があることで、初めての方や緊張しやすい方も、その方なりのペースで音楽に加われる——まさに私たちが大切にしたいことが形になった一日でした。
おわりに ~コンサート共演のコーディネートのご相談について~
非日常の音楽体験が、外出のきっかけになり、家族との会話になり、「来年も行きたい」という次の楽しみになる。共演してくださった施設の皆さん、参加者の皆さん、そして会場を満席にしてくださったお客様、本当にありがとうございました。
リージョナルミュージックでは、島根県内を中心に、文化施設や自治体、社会福祉協議会、福祉施設の皆さまと連携し、障害のある方もない方も一緒に楽しめるバリアフリーなコンサートの企画や、福祉施設の皆さんがステージで共演するための音楽療法士によるコーディネート(事前ワークショップ・楽譜や練習動画の作成・当日の参加支援)を行っています。
「地域の演奏会に福祉施設の方にも参加してほしい」「文化事業と福祉をつなぎたい」とお考えの市町村や施設のご担当者の方は、お気軽にお問い合わせください。
これからも、音楽で「ここちよいつながり」をつくる活動を続けてまいります。





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